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  • 商業科出身の私にとって、日商簿記2級まではさほど難しいとは思わなかった。 覚えるべき処理は幾つもあったが、自分なりにパターンを叩き込み、本試験レベルに対応可能な力は身につけたつもりだ。 当然、1級なんてちょろい、と思っていた。 合格率が低いことは知っていたが、
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減損処理(度外視法・先入先出法の場合)
以下の資料に基づき、減損にかかる処理を考えてみる。




今回は先入先出法なので、先入先出法の場合は月初仕掛品・当月投入についても加工進捗度を加味した数量に修正する。



資料によれば、月末仕掛品の進捗度は4/5。
小数点に置換えると0.8の時点まで加工が進んでいる。
一方、減損は2/3の時点での発生なので「2÷3=0.666…」と割り切れないが、少なくとも月末仕掛品の進捗度よりは手前の時点で発生していることがわかる。
つまり、もし減損が発生していなければ、この失われた120kg分の原価は「完成品原価」を構成していたかもしれないし、「月末仕掛品原価」として翌月に繰越された可能性もある。
それを踏まえた上でボックスを書いてみると、以下のようになる。

  

先入先出法の場合、月初仕掛品の加工進捗度にかかわらず「優先的に完成品原価を構成する」と考えて処理するので、ボックス図でも敢えてピンク色で表示してみた。
結果、当月投入分から完成した数量は「1200kg−600kg」(材料の場合)となる。
また、月末仕掛品原価・減損によって失われた原価も当月投入分から発生したものとして処理するので、分母の数字は「(1200kg−600kg)+300kg」に、分子の数字は当月投入分の原価がくる形となる。


では、減損の発生地点が終点だった場合。



月初仕掛品の加工進捗度が1/5であるにもかかわらず、無条件で完成品原価を構成する点は先程と同じ。
ということで、ボックス図は以下のようになる。

   

あくまで減損分の原価は「当月投入分から生じた、完成品原価」が負担することに留意すると良いだろう。

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